なんとなく、ナオミ・ワッツは「マルホランド・ドライブ」が強い印象に残ってからずっと気になっているのだけれど、最近はカウンセラー役として出演している「ジプシー」も観ています。
まずは自分自身が癒されるべき不安定なカウンセラーを描いているところは自分の仕事にとってもしっかり反面教師にしなければと興味が沸く題材。
そんなナオミ・ワッツの映画を一本観てみようと深夜に探して見つけたのが「美しい絵の崩壊」。
インスタを見てくれたお客様に、「深夜にナオミ・ワッツの濡れ場が観たかったんでしょ?笑」なんて突っ込まれてしまったけれど、いや、そうゆう意図は全くなかったですよ。笑 でも濡れ場、過激ではないけれと良かったです。
ロビン・ライトとの共演でお互いの息子たちと恋愛関係に落ちるというびっくり展開、ロビン・ライトが脚本的にも芯の強い女性で憂いを帯びた演技が良かったけれど、ナオミ・ワッツは同じように禁断の恋に落ちながらも、少し弱いところがある女性に描かれている。
そうやって少しだけ、二人の母親の個性に違いを見せていたのも楽しめました。
インスタでは書かなかったけれど、この母親同士は潜在的なレズビアンを想像させるような設定で、だから、ロビン・ライト演じるロズに息子を奪われた時、ナオミ・ワッツ演じるリルはロズに怒りを感じながらも、「そうゆう愛し方があったのか」と閃いたと言わんばかりに今度は自分もロズの息子と接近していく・・。お互いは、お互いの息子だからこそ恋に落ちた。そんな複雑な心理状況をさらっと美しく描いていて本当に歓心しました。
アンヌ・フォンテーヌ監督の他の作品を観てみたくなりました。
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